Secret

Case 11

 

誠意とは  2005 9/28




ある朝、いつも通り先輩と二人で仕事してると社長が出勤。

「なんか変なおっさんが、隣町まで連れてってくれって立っとるわ。」

「!?」





とか思ってたら、先輩は営業先に出掛ける為、事務所の目の前にある駐車場へ。

そのおっさんを見ようと社長と窓から外を覗くと確かに怖そうな40位のおっさんが。









おっさんは出てきた先輩に近寄り、「隣町へ連れてってくれ」とお願いするも

先輩は無視してさっさと出発! (すげぇよ先輩!!)

おっさんは私らと目が合うとこちらへ歩いてきます。









「あ おっさんこっち来る」

と社長は窓を閉め、視界から奴を遮断。









しかしおっさんはガチョッと事務所のドアを開け、

「隣町へ知人がいるから連れてってください。」 



うちも忙しいのでそれはできない。 と社長が言うと










「地元の××県(ここから高速で5〜6時間位)に帰るんです。 でも刑務所から出たばかりでお金も全く無い。

 隣町なら知人がいるのでお願いします! 連れてってください。」





今、社員はみんな出ているし、それはできない、と再度社長が言うも







「いや、あんたは俺と同じにおいがする。 あんたも若い頃いろいろ無茶やったでしょう?

 冷たい人間じゃないはず。 仲間だと思って助けてください。」













( ̄□ ̄;)!! すごい頼み方です。

しかし、このヤクザっぽい見た目の社長(決してヤクザではない)と同じにおいがするってのも

わからなくはないがな(笑)










おっさんは続けて

「連れて行くことができないなら、帰れるだけのお金を貸してください! 一万円あれば帰れる!

 そして一ヶ月待ってください! 必ず返します! 誠意見せますから!!」









隣町までの話はどうなった? 隣町までのタクシー代じゃいかんの?








隣町まで連れて行けないなら、隣町ではなく、地元まで帰る金を貸せと言っている。

おかしいと思うのは私だけであろうか? 隣町にお知り合いがいるんでしょう?










一歩も引かないおっさんに、社長もめんどくさくなったようで

「一万円あれば帰れるんだな?」 と言ってしまう。

「帰れます! 必ず返します、一ヶ月待ってください! 俺の誠意を見せますから!」











そしてとうとう社長はおっさんに一万円を貸し、

私はおっさんに言われて会社名、会社の住所、会社の電話番号を書いた紙を渡しました。

(そして私はまたも、一万円の出所が社長の財布ではなく、会社の小口の社長用の財布(経費で落とす

 社長の飲み食い用の財布!)から出たことが気になりました。 気にするところ違うなぁ 私。)










「ありがとうございました! 一ヶ月待ってください! 必ず返します! 俺の誠意見てください!!」

と何度聞いたか分からないセリフを残し、おっさんは去っていきました。




刑務所の話自体うそっぽいなぁ、なんて思ってた私。(猜疑心 超強いです)








それから私が退職するまで3ヶ月、おっさんからお金が返ってくることはもちろん、

電話の一本もありませんでした。











刑務所を出たものの、お金が無く、再度刑務所に入ろうと犯罪を起こしてしまうと言うニュースありましたね。

詳しく知ってる訳ではないけれど、出所する人のその後の配慮も少し必要ですかねぇ?



 

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